東京で会議




学会で北海道へ行って、今度は東京。

ま、来週末も東京なんだけど、

今回は一泊。来週末は日帰り。

で、土曜日午後1時に診療を中断し、午後休診。

2時半の小松空港シャトルバスに金沢駅から乗ってシュパァーツ!

飛行機は4時半なのでしばらくラウンジでのんびり。オレはラウンジにはいるカードもってないんだけど、同行のセンセがもっているので付録で入れる。

そのセンセはビールを飲み、オレはコーヒー。

東京へは5時半頃に着く。ヒコーキは早い。良い天気だったのでゆれずに快適な空の旅。

浜松町の駅中のそば屋で軽くたぬきそばを食い、山手線で大塚へ。

大塚で会議。いつも大体ココ。

ざっと会議して、近くの居酒屋で一杯!この居酒屋、東京にしては魚がうまい。

サンマの塩焼き、久しぶりにうまかった。家で焼いてもらってもこうはいかない。

「やっぱりサンマは大塚に限る!」

円楽さん、ゆっくりお休み下さい(合掌)アーメン



いつもなら、10時半頃においとまして上野に向かい寝台特急北陸号!って

なるんだけど、今回は翌日が日曜日なので帰って診療しなくてイイから

東京で一泊!

品川のホテルパシフィック東京へ。それも夜中の3時にチェックイン!

それまで何してたかって?

もちろん呑んでたんたよぉ~。

タクシーが道に迷って?大塚から品川まで40分ぐらいかかった。


で、シングル2037号室に入ってびっくり!

ゴミが散乱してる…

テーブルの上にはコンビニおにぎりの包装ビニールが入ったレジ袋、ミニバーの上にはぬるくなった缶酎ハイ(センはあいていない)、ユニットバスには読み古した新聞紙。

一瞬部屋間違えた?って思って…

カードキーの番号確認、合ってる、合ってる、合ってる…

次の瞬間、誰かいるんじゃないかって…

((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル

カーテンの影、クローゼット全部オープン。

誰もいない…

すぐにフロントに電話!

「こんばんはなかぢ様、いかがいたしましたか?」ってねぇ、キミぃ~。

「部屋がゴミで散らかっているんですけど」ってオレ。(本当は荒らされてるって言いたかったけど…)

「申し訳ございません、すぐに対処致しますので、そのままお部屋でお待ち下さい」と、約3分。

チェックインしてくれたお兄さんがやってきて、

「別のお部屋を用意しました」25階のスイートルームと、エレベーターを乗り継いでいかないと行けない別のシングルルームとあるが、どっちにすると。

もちろん、スイートルーム!

とはいうものの、本当はこの部屋掃除してくれればそれで良かったんだけどね。ベッドや洗面所が汚れているワケじゃあないし、山小屋に比べればきれいだし(笑)、アパやほかのビジネスに比べても立派なシングルだよ。

でもね、ホテルの人のいうとおりにしたんだよ。そうしないとホテルも信用あるだろうしね。ちゃんと対応しなかったってなったら、信用なくすもん。

その前にちゃんと掃除したかどうか確認しろってことなんだけど…。

で、2530室へ。スイートは25階の一番奥にあって(ほかの階にもある)、写真の通りの豪華な部屋。一泊約12万円ナ~リ~(爆)

もちろん、追加料金無し。

スタンダードなシングルでも一泊15,000円する。

旅行会社のビジネスパックを使うと、往復航空券とこのランクのホテル一泊で32,000円程度。往復航空券代金だけとそんなに違わないところがスゴイ。

スイートルーム。キングサイズのダブルベッドのある寝室、円卓のある会議室、液晶テレビとマッサージチェアのある応接室、それにユニットではないバスルーム。

翌日は昼にチェックアウトすればいいからそれまでの間、ひっさしぶりに一人のゆっくりした時間を過ごすことができた。

治療院に居残りして一人でいても、家で自分の部屋にこもって一人でいても、完璧に周りとは隔絶されていない。

ホテルの部屋は、鍵さえ閉めておけば、電話に出なければ、その隔絶された時間が得られる。

スイートルームで何をするでもなし、マッサージチェアに乗って朝からビール呑んで、見るわけでもなくテレビをつけっぱなしにして、

生活感のないきれいな部屋と相まって、

スゴイ開放感だった。

広い部屋に一人でいるって、寂しくなるかと思ったけど、

一人が楽だってわかった。

しばらくここに滞在したかった。




でもせっかくの東京、家に帰る前にもう一つのお楽しみ、それは

ライオンキングを見ること。

劇団四季の「春」が浜松町のホールでしてるライオンキングだ。

ミュージカル、それも舞台は初めて。映画なら数作品は見たことあるけれど。

浜松町の駅から人の波に乗って(みんな見に行く人たち)進むと、写真の建物が。

ライオンキングはオレにとってちょっとばかり特別な存在。

ディズニーの映画が公開されているあたりに、母親が死んだ。

ろくに病院へ見舞いにも行かず、オレはCDとポータブルCDプレーヤーを見舞いに送った。

そのCDの中にライオンキングのサントラを入れた。

「サークル・オブ・ライフ」、命は循環する。

死んで生まれて、また死んで生まれる。

一人の死は決してそれだけじゃない、多くのものを生んでるんだってことを気づかせてくれた映画であり、音楽。

お袋はガンで助からないけれど、オレもいるし孫もできたし、みんな元気でやっていられるのは、お袋がいたおかげ。

死んでしまうのは悲しいけれど、それ以上に感謝の気持ちで一杯だった。

オレもやがては死ぬだろうし、子供たちも年取れば死ぬだろう。でもそのあとにはたくさんの子供たちがいるだろう。オレがいたから、お袋がいたから、みんな家族がいたから、そうやって命がつながっている。

理屈っぽいことはいいたくなかったし、うまく言えなかったから、伝わらなくてもイイから、CDを送った。

それが、ライオンキング。

劇団四季には何の思いもない。でも、見たかった。映画のDVDもってるけど、以来ずっと見ていない。見る気がしなかった。

ミュージカルを見終わった今、また映画を見ようと思う。

ハクナマタタ。

スワヒリ語で『どうにかなるさ』

ライオンキングのもう一つのテーマ。

だと、勝手にオレは思ってる。

で、四季のライオンキングはどうだったか?

結論を言うと、四季がどうとかじゃなくて、「サークル・オブ・ライフ」が流れると、泣いてしまう、条件反射で(笑)

良いか悪いかなんて言えない。ミュージカル知らないんだから。

見て良かったかどうか?それは良かった。

絶対見ろ?それはない。

親子での休日を過ごすには、コレはアリ!

京都でしてる「美女と野獣」もいいだろう。

ライオンキングは舞台装置も、役者の使うギミックも、演出もスゴイ。お客さんに対するホスピタリティもさることながら、みんなが楽しむためのルールもちゃんと守らせる。

役者さんの踊り、歌もスゴイ。

こうなると、好みの問題なのか?

いろんな芸術・芸能を勝手気ままに論評してきたけど、

ミュージカルは…。わからんのだ!

で、4時半に終わって浜松町の駅中のそば屋でいか天そばを食ってモノレールに乗って羽田へ。

来週も東京か…

ハクナマタタ。ま、どうにかなるわな。

しかし、疲れるわぁ~(笑)

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