老人性白内障

 10年ぐらい前から視力の衰えを感じていて、PC作業に加えてポケGOでスマホ見過ぎのせいだろうと簡単に考えていた。で、近所の眼科さんに新しい眼鏡を作ってもらうための視力検査に言ったら「老人性白内障」といわれた。右目がひどくて手術の適応といわれ、めでたく3月4日に手術となった。

術後の経過は良好とのことだが、どうも目がちかちかとする。遠くから近くにピントを合させた時や目玉を動かしたときになる。医師の話では「しばらくしたらなれます」とのこと。治らんのかあ。

問題なのは左目との視力差がひどくなったこと。右目は明るくなり遠くが良く見えるようになった。1.5相当の視力がある。しかし近くは全くダメでぼやけまくる。

左目はセピア色で遠くがぼやけて近くがそこそこ見える。

眼鏡で調整しようと考えていたが、いっそのこと左も手術してまえ!と4月22日に手術することになった。

両目がちかちかするだろうが、遠くはくっきりになるだろう。近くは老眼鏡のお世話になるつもり。手術で完璧に治るとは思っていない。それはどこの手術でもそうだと思う。後遺症的な変化はつきものだと考えている。それにどう対応していくかが術後の肝心かなめなところ。元通りにならないと言ってごねる人がいるが、それはちょっと考え違いではないだろうか。

運転が大変だ。外の景色はよく見えるがメーターやナビが見づらくなるだろう。現状の右目がそうだから。この辺はどう対応すればいいのか、しばらく考えることにする。

手術は術前の点眼麻酔が良く効いてひどい痛みは術後も含めてない。ただ、ずっと、10分ぐらい目玉を押されてグリグリする感じが術中にある。鈍痛といえばいいか、鍼を刺したときの響きに似た感じがある。

現在はこうやってPC作業する際は左目でモニターやキーボードを見ている。右目は役に立っていない。明り取り程度だろう。

短焦点レンズを入れたのだが、3焦点の高いレンズではどうだっただろうか。きっとそれでもピントの合う位置は3か所で狭いレンジだろうからもっと厄介だろう。将来毛様体の収縮にあわせてレンズの大きさが変わるようなものが出てくるのではないだろうか。自力でピントを合わせられるようなヤツが。

こうやって医学の恩恵を享受すると東洋医学の問題点を強く感じる。東洋医学にはその良さはいっぱいあるが、その良さが広がることはない。進歩や改善、新しい発見がないから。

2000年前のことをそれぞれが好き勝手に再現して(していると思っている)るだけだから。

そんな中でも筋膜関係の研究が進んできているので、経絡・経筋と関連があろうがなかろうがどうでもいいんだが、患者のベネフィットに供する治療が確立されればいいと考える、老人性白内障であった。

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