トップガンリンガーハット
見る前に彩野菜の皿うどんを食った。
最初のマッハ10のくだり、ライトスタッフのサム・シェパード演じるチャック・イエーガーへのオマージュか。すでに胸あつ。1947年に音速を超えた男へのリスペクト。2020年にご逝去された。謹んでお悔やみ申し上げます。
ストーリーの中でもマーヴェリックとグランドクルーとのやり取りもライトスタッフの区たりをほうふつとさせた。
ライトスタッフは航空機から宇宙ロケットの時代に移り変わる時を描いた作品。マーヴェリックは友人戦闘機から無人へと移り変わる時を描いている。どちらの作品も過去の遺物になるだろうパイロットの最後の悪あがき(失礼な言い方だが)を描いているとも見える。それがまたカッコいい。
なにしろ悪いところが一つもない。前作をそのまま再現した「これでいいんや」感満載。決めるところは決めて流すところは流す。緊張と緩和。
トム・クルーズは俺と同い年、地上でのじじい感からフライト中の豹変はすごい。公開を待ち望んでいたファンを納得させる「決め」の連続。
まるで吉本新喜劇の息をつかせぬ連続ギャグの応酬に似ている。これでもかこれでもかと前作をなぞる。「これでいい」。
どっかのはるかかなたの銀河系のお話のようにファンを裏切ることはない。
そしてどんだけ親子問題が好きなんや、アメリカさんは。
ルースターがカイロ・レンでマーヴェリックがルーク・スカイウォーカー。前作はダースベイダーとルークのお話で今回はハン・ソロとカイロ・レンとルークのお話。それがトップガンマーベリック。
F/A18E/Fスパホの汎用性の高さを前面に押し出したのはF35Bはブランニューで海軍さん貸してくれんかったんかいな。
今回は吹き替えで見たので画面に全集中できてよかった。トムの声と声優の声が…という人もおられると思うが、字幕と吹き替えとスクリーンXと、映画館で楽しめるものは全部楽しんだ方がいいと思う。
マーヴェリックが来ていたCWU36Pは空軍さん用?海軍さんも使っているのかいな?ご存じの方は教えてくだあしあ。
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